リフォームとは、壊す事。


昨日着工のリフォーム工事現場より、
題名の通り、リフォーム工事の始まりは壊すことから始まります。



築年数19年、2×4構造の2階建て木造住戸の1階洋室2部屋。在宅で工事を行うため、頑張って空っぽにしていただきました。

永くお世話になっている取引先の社長さんのご自宅で、今までに度々工事にお邪魔しています。最初に伺ったとき、2人いらっしゃるお子様はまだ小学生か中学生だったと思いますが、今では大きく成長し社会勉強もされて、私にお気遣頂くまでになっています。



現在は2階にダイニングとキッチンが有りますが、今回の工事でダイニングとキッチンを1階に移設し、続けて2階のキッチンを撤去して元キッチンを洋室化するなど間取りや部屋の用途を変えます。

お住まいの方の思い出の詰まった自宅の内装を解体することは、規模感や居住年数が大きくなるほどに、あとご家族構成にも寄りますがリフォームする業者側として毎回思う所が有ります。それはいつも着工の日です。

題名の通り、リフォームは壊す事から始まります。お住まいの方にとって自宅の内装が解体されてゆく事はリフォームで新しくなる過程ですが、家族で過ごした思い出が詰まった空間を解体するという事ですので、解体風景はあまり見たくない方もいらっしゃいます。

仮住まいをして頂き完全空室で大規模なリフォームを行う際は、着工日に預かったカギで家に入るとリビングの壁に「今までありがとう」などとご家族の寄せ書きがされていることもあり、思い入れがしっかり感じ取れます。

そんなこんなも有りますが、私達は仕事として割り切って解体を進め、新しい自宅を造っていきます。




壁を壊し、、、




床も剥がして、、、




建具も撤去。


リフォーム工事において、解体は創造の第1歩です。今回はそんな業者目線での気持ちを書いてみました。

工事が終わり、お引き渡しの時にお住まいの方が喜んでくれるように日々全力で現場に携わっています。


投稿者:伏見

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